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マレリが「国内工場」をひっそり閉鎖・売却、窮する資金繰りの中で何が起きているのか?

マレリは民事再生時、「国内工場は閉鎖しない」と宣言していた(記者撮影)
神奈川県横須賀市。東京湾に突き出るように広がる日産自動車追浜工場の脇に、自動車部品サプライヤーのマレリホールディングスの追浜工場が建つ。旧カルソニックカンセイが1962年に建設した歴史ある拠点で、長らく日産向けの部品供給を支えてきた。
ところがマレリが追浜工場を閉鎖・売却したことがわかった。工場入り口に掲げられていた看板は、今やマレリのロゴが判別できないほどに塗り潰されている。
東洋経済の取材に対して、マレリの広報担当者は「効率化の一環で業務を他工場へ移管した結果、遊休資産となった。日産自動車追浜工場内での組立業務は継続している」と回答した。
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