「ほかの人はこんなに過去問解いている…」「1日1時間以上は見てしまう」 使いすぎで不合格になることも 《SNSとの上手な向き合い方》

✎ 1〜 ✎ 190 ✎ 191 ✎ 192 ✎ 193
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

SNSを武器にできるか、毒にしてしまうかは、生徒次第です。SNSで「ライバルはこんなに勉強しているんだ!頑張らなきゃ!」と考えられる人もいれば、逆に自信をなくしてしまったり、「この参考書、自分もやったほうがいいかな……」「過去問演習、早くやらないと」とペースを崩してしまう人もいます。

この連載の一覧はこちら

重要なのは、軸を設けることだと思います。自分に軸がある人であれば、多少SNSで自分のやり方と違う投稿があっても、うまく自分の中で折り合いをつけることもできます。あくまでも「参考」にすることを意識する必要があるわけですね。

SNSを使うときの3つのルール

ちなみに、僕自身が指導している生徒には、下記のようなルールを設けることをおすすめしています。

① 自分と志望校・学力帯が近い人だけを「参考」にする
→ 東大志望なのにMARCH志望の人の勉強法を見ても参考にならない。志望大学が同じでも、学部が違えば勉強法も変わるし、得意科目・苦手科目によって勉強の内容も変わるのは必然。「参考」程度にする。

② 投稿はしない。使うなら「見る専」に徹する
→ 承認欲求に時間とエネルギーを奪われてはいけない。「いいね」にとらわれてしまうとよくない。それでも投稿する場合は、勉強に関する投稿以外は禁止する。

③ 1日20分まで。時間制限を設ける
→ 勉強時間を減らすくらいなら、SNSは見ないほうがマシ。

ぜひ、参考にしてみてください!

受験勉強や、子どもへの教育など、西岡壱誠さんへの質問を募集しています。こちらの応募フォームからご応募ください。
西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事