新たな関税の脅威は、クックにとっては運命の歯車が逆回転し始めたことを意味する。
この8年で、クックはトランプの最もお気に入りのCEOの1人(2019年にはトランプに間違われて「ティム・アップル」というユーモラスな名前で呼ばれたことがある)から、企業経営者としてホワイトハウスの最大の標的の1人となった。
関係性の悪化度合いは、ワシントン(アメリカ政界)とシリコンバレー(テクノロジー業界)の内部関係者たちに、次のような疑問を抱かせるのに十分なものとなっている。テック業界きっての「トランプ使い」は、トランプを手なずける声を失ってしまったのか——。
トランプとの「人目につく関係」が裏目に
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