有料会員限定

「冬の時代」が本格化、大学のサバイバル戦略。私大の6割は定員割れ、18歳人口急減で環境激変

✎ 1〜 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
京都ノートルダム女子大学は2026年度から、学生募集を停止する (写真:PIXTA)
18歳人口が急減する日本。オンラインなど多様な学びが広がる中、日本の大学は今後どう変わっていくのか? そして、そんな中で勝ち組となる「本当に強い大学」はどこか?
『週刊東洋経済』では毎年、臨時増刊『本当に強い大学』を刊行し、最新の大学の現状や課題をまとめている(2025年版の購入はこちら)。

想定上回る人口減少ペース

「受験生がさらに減るのは脅威だ」。都内のある私立大学の学長は、2024年の出生者数の数字を聞いて危機感をあらわにした。昨年の国内の出生者数は前年比5.7%減の68.6万人。国の中位推計よりも15年程度早いペースで減少が進む。18年後の大学進学者数は、20万人以上減り40万人程度になることが確実だ。

少子化が加速度的に進む中、学生募集を停止する私立大が増えている。22~23年度はゼロだったが、2024年度は2校、25年度は3校と増え、26年度は名古屋柳城女子大学と京都ノートルダム女子大学がそれぞれ募集停止を発表した。女子大の撤退が目立つ(下表)。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD