医師が推奨「子どもの身長」伸ばす意外な食材4つ 子どもには、おやつも「栄養補給」のチャンス
サバ水煮缶100gあたりには、約11gの脂質が含まれています。脂質が多いとなると、肥満、そして身長の伸び率低下のリスクがある早熟が気になり、避けたくなるかもしれません。
しかし、サバなどの青魚に含まれる脂質は積極的に摂ってください。なぜなら、人間の体内では合成できない「必須脂肪酸」のオメガ3が多く含まれているからです。
オメガ3は、血液サラサラ効果があることで知られていますが、子どもの成長にも欠かせない栄養素です。
特に注目したいのは、脳神経の発達を促す働きです。脳は心身のあらゆる機能を操る司令塔。身長を伸ばすのに欠かせない成長ホルモンも、脳の指令によって分泌されるのですから、脳の健やかな成長はとても大切です。
また、体内の炎症を抑える働きがあることから、運動によって傷ついた筋肉の修復にも有効。疲労回復効果もあることから、アスリートも積極的に取り入れている栄養素です。
オメガ3にはたくさんのメリットがありますが、酸化に弱いという弱点があります。サバ缶の場合、缶を開けた瞬間から酸化が始まるので、開封後は早めに食べきるようにしてください。
また、熱によっても酸化が進むので、加熱せずに食べるのがベスト。缶汁にもオメガ3が含まれていますが、身にも十分含まれていますから缶汁は無理をして摂る必要はありません。
年間成長率が約2cmも低い「鉄欠乏性貧血」の子ども
鉄は身長を伸ばすために欠かせない栄養素です。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)では、鉄の1日あたりの摂取推奨量は男性では12〜17歳が最も多く10mg、女性(妊婦を除く)では10〜14歳が最も多く、月経なしの場合8.5mg、月経ありの場合12mg。成長期の体は、多くの鉄を必要としているのです。
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