
村井 淳(むらい・じゅん)/東急ホテルズ&リゾーツ 社長。1963年生まれ。85年東京急行電鉄(現・東急)入社。2012年東急ホテルズ取締役などを経て21年2月から現職(撮影:尾形文繁)
インバウンド(訪日外国人観光客)の急増を受け、外資系ホテルの進出ラッシュが始まった。規模で勝る外国勢に日本勢が対抗するすべはあるだろうか。本特集では隆盛を極めるラグジュアリーホテルの最前線に迫った。
──コロナ禍を経て、東急の名前を持たないホテルブランドが増えています。
ブランドに関する議論を集中して行い、形にしてきた2年間だった。ライフスタイルブランドとしてネットワークを広げられるようなストリームホテルやコンドミニアムのストーリーラインを立ち上げた。
グローバルを意識した展開や外資系との関係を考えると、個性的なブランドで打って出てオペレーションをこなせている実績は重要だと思う。東急という非常に大きなブランドのありがたさはあるが、今後の戦略を考えたとき、そこに縛られていいのか。ただ、東急ブランドを諦めているわけではない。当社にとって東急ホテルやエクセルホテル東急、東急REIホテルはコアにある。
持続可能な負けない戦略が大事
──東急歌舞伎町タワーの2ホテルはパン パシフィック ホテルズ グループとも連携しています。
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