東急田園都市線5000系「標準車両」らしい安定感 実はJR東車両がベース、東横線や目黒線にも仲間

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5000系の設計コンセプトは「人と環境に優しい車両」。低騒音が売りで8500系と比べ使用電力量を約40%削減した。

側面は窓上に田園都市線のラインカラーであるライトグリーンの帯を配したデザイン。客室の床とホームとの段差を縮小するなどバリアフリーに配慮した。車内の案内表示に同社初の液晶ディスプレイを採用した。車体は床側から屋根に向けてわずかに傾斜しており、断面は台形状になっている。丸みのある先頭部は、駅を通過する際の風を低減する狙いがある。

東急 5000系
正面から見た5000系。トップナンバーの5101編成(記者撮影)

JRの車両がベース

設計のベースとなったのはJR東日本と東急車輛製造(当時)が共同開発した「E231系」。2000年3月にJR中央・総武緩行線にデビューした標準型通勤車両だ。近年、鉄道各社の通勤車両は設計や部品の標準化が進んでいるが、5000系はそのはしりとなった車種と言える。

東急 5000系
側面には赤の帯と田園都市線のラインカラーであるライトグリーンの帯(記者撮影)
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